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森のイスキア、佐藤初女さん『いのちのことば』と 祖母

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先月娘宅でのこと

「この本頂いたよ」
と、
本棚から出してきました。

読みたいなと思ってた本です。


こちらに「はじめに」を書かれた奥村潮さんのお宅に、
この夏も何泊かご厄介になった娘と孫です。
その折に頂いたそうです。

昨年のねぶた祭りの際には、私も娘と泊めて頂きました。
楽しかった思い出のお宅、素敵なご家族でした。

その節は大変お世話様になりました〜



佐藤初女(森のイスキア主宰)さんの本です。
【日々の暮らしが紡ぎだす90歳の叡智。
生きる糧となる、珠玉のことば集】


'95年公開
龍村仁監督のドキュメンタリー映画『地球交響曲ガイアシンフォニー第二番』で
私は初女さんを初めて知りました。

初女さんの<梅干し>や<おむすび>に惹かれました。


そして・・・・・

突然80歳であっけなく亡くなった祖母の姿がじんわりと〜浮かびました。

あの急逝、あの悲しみから33年です。

当時、生後3ヶ月の娘を連れて5月の連休に里帰りしました。
子供大好きな祖母の抱き方は絶妙で、すぐに泣き止む娘・・・でした。

それが最後となりました…


この本で再び祖母を身近に思いました。



むずかしい理屈を並べるでもなく
当たり前のことを当たり前に黙々と

いつもエプロンと前掛けを付けて
いそいそと楽しげに
美味しいものを作る

ただただ行動する人でした…

「私・わたし」を脇に置き、
自分の欲しいものも言わず、

ただただ誰かの為に
日がな1日動いてる祖母でした…


<祖母の味>
酒饅頭、あんこ入りお餅、大根や白菜の漬物、 煮豆、おはぎ、梅干し、お煮しめ・・・・・


【包丁を使う、水加減をみる、書きものをする、お客さまお一人ひとりを見送る・・・・・
どんなささいなことでも、今その瞬間にしていることから思いを外すことはありません。そして、「私はこれしかできないの・・・・・」とおっしゃる。
ひとつとして手を抜かない。
日々の生活そのものが、まさに“祈り"のように見えます。】

奥村潮さんの美しい文章

〜〜〜はじめに
『佐藤初女さんのことば』〜〜〜
より
一部掲載させて頂きました。



祖母は居ませんが、
私たち姉妹弟の孫の中に
祖母はいつも居ます!

☆たかこ☆
by taaachan-55 | 2011-10-15 07:27