実家のワイルドな花たち…
店先のお花や野菜の苗を眺めてた母~ポツリと言いました。
誰に言うでもなく、自分に言い聞かせるように
「もうあきらめる、もう植えないよ、身体がついていかないもん」
四季折々の野菜やお花を育てるのは母の趣味の一つでした。
好きでたまらないことでも
・いつかは出来なくなる
・その現実を受け入れる
・そしてあきらめる
さびしい作業です…
老いるってそう言うことなんですね…
86才の母、頭はしっかりしてます。が、身体は急に無理がきかなくなったようです。
人一倍の働き者で日がな1日クルクル動いて、いまだに謡曲や着付けを教える傍らで、
野菜を育てお花を咲かせ、せっせせっせとご近所さんに配ってました。
喜んで下さるのが嬉しい母です。
すぐ近くの保育園にも時々お花を届けてたようです。
昨日、園長先生が星野富弘さんの大きな来年のカレンダーをご持参されました。
お花のお礼に毎年下さるそうです。
「今年の秋はあんまりお花がなくて…、すみません。腰が痛くて…野菜もお花もうんと減らして
そこは貸し駐車場にするつもりです」
と、
申し訳なさそうな又悔しそうな母を見るのは 痛かったです。
もう最後かも知れない母の花たちです。。。。。
☆たかこ☆
by taaachan-55
| 2010-11-20 01:53
| 家族