本物を見る。行動する。
(孫にねだられて購入した六色に光る雪だるま、300円位)
京都、特に西陣や呉服の巣と言われた室町通り近辺は、今や不景気で様変わり~~~
糸偏和装業界は廃業縮小転職、各職人さんも激減、厳しい現実です。さびしい現状です。
西陣では大手の会社、元々は帯のメーカーさんですが、生き残りをかけた新部門を~
その中での葛藤苦労話を最近も聞きました。
いち早く時流を読み、フォーマルな冠婚葬祭用は行き渡り、次は、日々着物をお召しになる機会の多い方や、心から着物が好きな方を対象にする時代だと、作る商品内容の比重を変えて、
センス良いあか抜けた小紋を作り、
ヒット商品として売上を持続させておられる方、
弊店とはもう30数年来の仕入先です。
その方の変わらぬ持論、
『何でも本物を見ること。何でも即行動すること。』
私もそう思います。
染色織物の呉服のみならず、絵画、陶器、建築、等々~
全て本物を見ることからだと考えます。
「購入しなくてもいいから本物を見ないとあきません」
「文化博物館の小袖展に行きなはれ。と小売り店に言うても行かへん…行ったから即売上に出るとかそんなことないですよ、だけど、その本物を見た目や心がいつか役に立つんです。それをなんぼ言うてもわからへん人はいます…」
「その小袖展には前期後期二回行きました、物凄く良かったのにね」
そんな会話したばかりでしたから尚更、どうであれ全ては行動から
そんなことを思った師走の1日でした…。
☆たかこ☆
by taaachan-55
| 2011-12-21 21:46
| 着物