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「古都の呉服屋」セント オブ ジャバン

  折々の氏神さま

   毎月一回、氏神さまにお詣りに行ってます。
   
    歩いて15分位の所、京都御所近くの下御霊神社(寺町通り)です。

    明日からしばらく留守しますので、本日午前中に行ってきました。
    葉桜になり 新緑が美しい木々が立ち並ぶ御所南小学校の前の通り
    竹屋町通りを歩きました。
    早足にさっさかさっさか、うっすら汗ばむ陽気でした。

    この神社、1500年位に豊臣秀吉によって区画整理された時、出雲路から
    現在地に移転したとか、歴史ある神社です。


    子供が生まれて初めてのお宮参り
    七五三
    毎年お正月元旦の初詣
    家を建て替えた時の地鎮祭
    古いお札納め
    厄年の厄除けご祈祷・・・等々

    私の生活の折々で、氏神さまにはお世話になってます。

    5月中旬にはお祭りがあります。
    寺町通りは両側に夜店が並んで賑わいます。
    子供が小さい頃、「ごりょうさんのおまつり」は楽しみの一つ、
    夕方から出かけたものです。

    息子が多分小学4年生?の時、このお祭りのお稚児さんになりました。
    早朝から稚児衣装を着付けして頂き、頭上には独特の冠をつけました。
    約一日かけて、氏子の地区をお神輿とともに練り歩きます。
    白馬に乗られた宮司さん、お神輿を曳く方々、裃袴姿の地区の役員さん方、
    それにお稚児さん数名、4人くらいでしたか、多勢でした。
    途中何回か 氏子さんのお宅を拝借しての休憩、おやつジュースをよばれました。

    母親も同行ということで
    私も初夏の古都をこの行列と一緒に広範囲を歩きました。
    暑さもあって疲れたこと、今ではなつかしく思い出されます。
    なんせ20数年前の話です。

    義母もその昔、同じこと経験しています。
    当日、紋付の薄紫無地の着物を着たそうです。が、初夏、長時間の太陽光線の下で
    着物は色やけしたため あとで染め替えたと聞いてました。
    なので、私は着物はあきらめて、洋服にしましたが。


    毎年4月、新年度スタートしますと 町内のお千度があります。
    今では町内家族総出の親睦 レクレーションの日となってます。
    そのお千度の日、朝早く町会長さんはじめ皆さんで氏神さまに参拝、
    一年間の町内の安全を祈願し、一人ずつ宮司さまにお祓いして頂きます。

    子供たちの大学受験当日、朝送り出したらその足で氏神さんへ・・・・・
    何回も運びました。 雪の日もありました。
    子供は今でもそのことは知らないと思いますが・・・母の祈りでした。


    このように私たち氏子と氏神さま下御霊神社は、生活に密着しているのです。

    私は月一回おまいりして気持ちをあらためてます。
    もう何年も続けてます。
    若い時分は考えもしないことでしたね。

    「今月もこうしてお詣りすることが出来ました。ありがとうごさいます。
    皆が健康でいることに感謝します」
    先ず手を合わせます。
    それから、子供や孫の近況を報告します。
    ほとんどお願いはしません。
    感謝の気持ちを言葉にして心の中で言います。

  
    そうそう、こちらの井戸の湧き水は評判です。
    いつ行っても、ポリタンクやペットボトルを持参した方が何人もおられます。
    その蛇口の傍には お賽銭箱が設置されてます。
    心ある方は、ここにお気持だけ入れていかれるのでしょうか。

    京都のお寺さんや神さまはタバコ屋さんより多いなんて聞きますが、
    これら古い神社仏閣は、全て地下水のきれいな地盤の上に
    建立されているようですね。
    つまり、土地の「気」が良い所です。
    何かの本で読みました。詳しいことは忘れましたが・・・

    氏神さんと私の関わりでした。。。

   たかこ
    
  
by taaachan-55 | 2007-04-27 04:40 | 京都